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  • 執筆者の写真コウスケ

老後2000万円問題、老後における最大の資産はお金よりも『思い出』である理由



みなさんいつかは訪れるのが老後です。

30代までは老後なんて言われても

一切具体的なイメージが湧かなかったのですが

40代になった途端に

何だかリアルなものになってきました。


老後といえば

不安なのはお金の問題ですね。

麻生大臣の発言で話題になった

『老後2000万円問題』

からもわかるように

長寿時代を生き抜くためには

年金だけではダメらしいのです。


老後の資金をどうするか問題は

また別に語るとして、

老後に必要なのは本当にお金なのかどうか

について論じていきたいと思います。


僕が得た結論は

老後はお金よりも『思い出』が重要である

ということです。


その理由についてまとめました。




もし明日死ぬとしたらどうする?



正直僕もそうなのですが

「死ぬ」ことに対して

リアリティがないんです。


死ぬかも

と思ったことは人生に何度かありましたが

明日死ぬかもと考えながら

生きてきたことはありませんでした。


でもよくよく振り返って考えてみると

若くして亡くなってしまった友人が何人もいました。


病気の方もいたし

事故の方もいました。


もし余命後1ヶ月と言われたら何をしますか?

と聞かれて、

いつも通り会社に出勤して

スマホゲームやって

通常モードでその日を迎えるよ

なんて人はいないんじゃないでしょうか。


色んな本を読んで

死に直面した人たちや

その家族の行動を見てみると

多くの場合、

夫婦や子どもたち、

家族との時間を作っています。


つまり、家族との思い出を

残された時間の中で

最大限作ろうとしているのです。


死に直面した時

その人の本当の姿がわかる

なんてことを言われますが、

本当にやりたかったこと

本当にやるべきことが

死に際してわかってきます。


死ぬ人にとっても

残された人にとっても

大切なのはお金を稼ぐことではなく

思い出を残すことだったのです。




数日生きるために数年奴隷になる



僕が読んだDIE WITH ZERO

という本の中には

もっと恐ろしい言葉でディスられていました。


老後に医療費がかかるかもしれないと
人は若い頃にお金を貯めようとしますが
死ぬタイミングを数週間遅らせるために
数年を無駄に働くのは人生の損失である。

本書には数週間とありますが、

数日長く生きるのだって

最先端医療を使うとなれば

莫大な費用がかかります。


天井を見ることしかできないのに

数日ベッドの上で

長生きをするために

数年間若くて健康な時間をロスすることになるのです。


それなら

若くて健康な時にしかできない経験をして

死ぬ間際に

あの時あんなことしたよな

と思い出せた方が幸せじゃなかろうか。


数日のために数年奴隷になる

は言い過ぎかもしれませんが、

体が動く今しかできないことがあります。


子どもだっていつまでも

幼いわけではありませんし

パートナーだって

いつまでも一緒にいるわけではありません。


今しかできないことをする

これは僕の人生の指針でもありました。

それを改めて思い出させられました。



お金があっても使う体力があるか問題



そうなんです、30代までは

そんなに体力の衰えなんて

意識しないで済んだんですよ。


そりゃ2、3日寝なくても仕事頑張れた

全盛期に比べれば

だんだんと衰えは感じましたよ。

でも、テクニックと経験とで

何とかなってきてたんです。


しかし!!!

40代はまたググッと衰えを実感します。

まず睡眠時間が必要になった。

体を休ませないと

翌日だるくて使い物にならない。

筋肉痛も遅れてやってくるし。


そしてお酒が飲めなくなった。

若い頃浴びるように飲んでも

二日酔い知らずだったのに

四十を超えると

ビール数本で翌日具合が悪くなります。


食べ物もそう。

定食屋ラーメンの大盛りなんてもう

胃がもたれて受け付けないんですよ。


こうなると、

60代70代のことに

少しリアリティが出てくるんです。

じいちゃんばあちゃんは

きっともっと膝が痛いんだろうなとか

すぐに息切れしちゃうんだろうなとか

重いものを持てなくなるんだろうなとか。



個人の資産の最大値が訪れるのは

60歳の定年付近だそうです。


つまり60代は今の自分よりも

確実にお金はある見込みだということ。

でも体力は圧倒的に衰えているはず。

どんなに鍛えたとしても

衰えは鈍化させられるかもしれませんが

体力が20代の頃以上に

向上することはありません。


つまり、

お金をかけてもできることに

限界があるというわけです。


20代の頃ならバンジージャンプとか

スカイダイビングとか

やってみようという体力があったかもしれませんが、

老後になったら気持ちがあったとしても

きっと医者や周囲に止められるでしょうね。


思い出を作るなら

体力がある時の方が

選択肢の幅があるということなのです。


老後はお金があったとしても

できないことの方がどんどん増えます。


思い出を作るのは

ある程度体力がある時に限られるということです。




死ぬ間際にできることは限られる



ある調査では

60代はまだ活発に行動する方が多いのですが

70代、80代と年代が上がるにつれて

行動範囲がどんどんと狭くなっていく

傾向にあるそうです。


もう少し具体的にイメージをしてみましょう。

突発的な事故でなければ

死因は病死か衰弱死となるはずです。


衰弱死の場合は眠ったまま目が覚めないと言います。

僕は昔見た

という映画の90代のおじいちゃんの亡くなり方が

穏やかである意味理想だなと感じました。


本にもなっていますので

ご興味がある方はこちらからどうぞ




もう一つの病死についてです。

多くの場合、病院のベッドで

最期を迎えることになるでしょう。


病気が重くなってくると

だんだんとできることが限られていきます。

最後にできることといえば

思考することくらい。


過去の記憶を思い出し

自分の人生を振り返ること。


別に病院のベッドの上じゃなくても

体力が衰えてくると

自分の人生を振り返る時間が増えるそうです。


認知症が発症した方も

お昼ご飯何食べたかなどの新しい記憶は曖昧になっても

過去の記憶は鮮明に覚えています。


その時のために

体が元気なうちに思い出作ることこそ

大切なのではないでしょうか。



まとめ


老後の資産は思い出にこそ価値がある理由は

以下の3つです。


1、 死に際すると思い出を作りたがる
2、 体が動く間にしかできないことがある
3、 最期の時を彩るのは思い出

旅行やアクティビティは

お金で買うことができますが

家族との思い出は

お金では買うことはできません。


また、年をとってから

過去の思い出を作りたいと思っても

ビル・ゲイツですら

それは買うことは不可能なのです。


思い出は資産です。

今しかできないことをやりましょう。

僕は今しかない時間を

できる限り楽しみます!



 

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