共働き夫婦でお金の管理はどうしてる?お小遣い派と生活費折半派の論戦に決着!?
更新日:2023年3月26日
結婚生活を営む上で避けて通れないのがお金の問題です。
生きていく上でお金は必要不可欠ですからね。
そして夫婦喧嘩の種となりやすいのもこのお金のこと。
夫は外で稼ぐ
妻は家計の管理をする
という昭和スタイルの夫婦像はもはや成り立たない令和の時代。
年収1000万円あっても富裕層とは言えなくなった今、
共働きがスタンダードで
夫婦二馬力で稼がないと
人並みの生活が難しくなってきました。
これまでは夫からしか入ってこなかった生活費が
夫と妻2つの入り口になったことで複雑化したのが
お金の管理方法です。
共働きでも
家計は妻に預けてお小遣い派か
生活費を折半する派か
それともまた別の方法か
共働き夫婦のお金の管理方法について
何が最適なのか考えていこうと思います。
共働き夫婦のお金の管理方法と課題
共働き夫婦のお金の管理方法は
大きく分けて以下の5つになります。
1、 妻に生活費を渡して残りを夫が管理
夫の稼ぎが大きく、妻がパートなど扶養に入れる程度の稼ぎで
かつ夫が経理業務など細かい作業が嫌いじゃない場合、
夫が家計を管理するパターンが見られます。
毎月決まった額を妻に渡して
その範囲で生活費を賄ってもらうパターンです。
妻の収入は
妻の趣味など好きなことに使えるパターンや(余裕がある層)
貯蓄に回すパターン(平均的な層)
子どもの習い事などに使うパターン(家計が苦しい層)
などに分かれます。
我が家も僕の収入が安定した最初の頃は
この方法を取っていたのですが、
借金の返済もあり
毎月収入を上回る請求書を妻から渡されるので
非常に苦しみました。
生活費に余裕がある程度の収入がある方なら良いと思いますが、
生活費が毎月カツカツだったり
夫婦どちらかがお金の使い方が荒い場合は苦しみます。
毎月の予算なんてあってないようなものですから
管理の意味がありません。
2、 夫にはお小遣いで妻が家計管理
僕は正直、お小遣い方式嫌いです。
働いて稼いだお金を上納して再分配されている感じが
いやなのです。
ただ、夫サイドとしては楽だよなとは思います。
だってお小遣い以外の家計を妻に丸投げできるんですもの。
やりくりは妻任せ。
将来への備えだとか
ローンや支払いとか
難しいこと考えずに、
もらったお小遣いの範囲内で飲み食いして
好きなことに使えばいいんですもの。
副作用として
収入が少ない場合お小遣いも少なくなったり
収入が多い場合は妻の方が裕福な暮らしをしていることもあります。
自分でお金をコントロールできない
というのがネックだなと僕は思います。
3、 生活費を折半
毎月かかる生活費を算出し
夫婦のそれぞれが折半して供出。
夫婦の財布
夫の財布
妻の財布
3つの財布を作るイメージですね。
家にかかるものは夫婦の財布から出して
余ったら貯金。
不足したらそれぞれが追加で出す。
生活費以外の部分については
基本的に夫婦それぞれが自由に使う。
収入が夫婦同じくらいだと
不満が出なさそうですが、
夫婦で差があると収入が少ない方は
自由に使えるお金が少ないので
厳しいかもしれません。
4、夫婦小遣い制
夫婦とも毎月のお小遣い額を決めて
残りは生活費+貯蓄に回すスタイルです。
マイホームの頭金にする
子どもの大学進学費用にする
車を買う
などなど、
夫婦での目標が明確な場合
できるだけ貯蓄に回せるのが
夫婦小遣い制です。
お小遣いに関しては
吉本浩二さんの『こづかい万歳』
がめちゃくちゃ参考になります。
お小遣いをめぐる夫婦のやり取りなど
リアルです。
そしていろんな事例を知れるのがいいですね。
5、フリーダム
家賃はどっちが払う
光熱費はどちらが
など大雑把に毎月の支払い担当を決めておき
生活費もその場その場で
どちらかが出すというフリースタイル。
これはどちらかが専業だったり
夫婦二人ともめちゃくちゃ稼いでいて
家計に余裕があるんだと成り立つんだと思うんですよ。
一般的な収入の家庭でフリースタイルやったら
まず間違いなく崩壊しますね。
うちは収入が多いから大丈夫と思っている方であっても
ちゃんとお金の管理をして見直したら
貯蓄がもっと増えますよ。
フリーダムな使い方をしているのは
非常にもったいないなと思います。
共働き夫婦必見! 5つのステップでお金を管理することで夫婦喧嘩が激減?
夫婦でお金の管理を始めるには
相応の痛みと言いますか
苦労が伴います。
新規プロジェクトを軌道に乗せる
うまく回るような新しいシステムを組む
みたいなものですから。
控えめにいって大変です。
そこで次の5つのステップに沿って
家庭のお金の管理システムを組み立ててみてください。
どちらかが言い出したことじゃなく
このブログにこうやって紹介されていたから
と言えばステップについての悪口が出たとしても
僕のせいにできちゃいますから(笑)
お互いの収入を共有する
最初に行うのがお互いの手の内を明かすことです。
毎月の手取りがどうなっていて
ボーナスは大体どのくらいか。
どちらが多い少ないがわかると
その後の予算配分やルール決めも
話し合いやすくなります。
お互いの収入がまな板の上に出されることで
いざ料理に取り掛かることができるのです。
支出を洗い出して共有する
お金の管理の基本その2。
支出を知ること、です。
そう、会計は基本収入と支出がわからないと
何にも始まりません。
支出も1ヶ月どのくらいかかるかを
考えるのですが、
家賃やネット費用みたいに
毎月定額じゃないものもありますよね。
食費とか
遊興費とか
光熱費だって毎月差があります。
こういったものの平均値を知るためには
3ヶ月くらいはデータがあるといいですね。
ない場合は仕方ないので
概算で食費は毎月このくらいかかってるかな
と割り出すしかありません。
概算の予算でやってみて
多かったり少なかったりしたら
修正していくしかありません。
家計簿をつけて収支を共有する
実際どのくらい生活費がかかっているのかを
知る方法が家計簿です。
紙でもいいですし
エクセルでも良いと思います。
僕は使いやすいのでアプリをお勧めします。
入力すれば勝手に仕分けしてくれるので
費目ごとに支出が見やすいというメリットがあります。
僕はマネーフォワードを使用しています。
家計簿も習慣なので
レシートなどを溜め込まずに
その場で支出をささっと入力してしまえるのがいいですね。
個人事業や副業などがあれば
確定申告まで済ませられるのも魅力です。
家計簿をつけて情報を共有すると
今月は遊興費が多かったから来月は抑えようとか
臨時で支出があったから予算をオーバーしてしまった
など、
家計の原因と対策が見えてきます。
家計会議も夫婦のコミュニケーションの一環なので
話し合う材料を用意して
ビジネスライクに進めるのもありです。
家で会社ごっこしているような感覚で
意外と楽しめますよ。
ルールを決める
お金の使い方、貯め方、出し方など
ルール決めはお互いが納得いく方法にすべきです。
不満があったら言っておくこと。
後から「あの時は〜」なんて言っても後のまつりです。
我が家は最初、
お互いの収入を足した金額を10として
それぞれの収入が何割を占めているのかを割り出し、
生活費の支出もその割合を負担するということで合意しました。
例えば収入比率が僕7:妻3で
毎月の生活費総額が30万円だった場合、
支出は僕21万円、妻9万円
という感じです。
比率の中で家賃担当は誰、
ガス代担当は誰
というふうに支払いルールを決めていきました。
いずれにしても
お互いが納得いく形で合意するのは大事です。
役割分担を話し合う
何費が誰、
突発的な費用は誰が持つ
など
大まかな支出分担を決める必要はありますが、
支出に関連してもめる要因があります。
それは家事分担です。
多く払ってるんだから
家事はやらなくていいだろうとか
家事も支払っている割合に応じてだとか
それぞれ主張があるでしょうから
これについても話し合いは必須です。
共働きで
賃金の差はさておき
労働時間がさほど変わらないのであれば
50:50がフェアだと僕は思いますけどね。
ただ、家事の負担を数値化するのは
一苦労です。
ゴミ捨てと夕食の準備は
家事のカウントとしては1つかもしれませんが
同じ負担量ではないですし、
『名前のない家事』と言われるものもあります。
こうしたものも含めて
役割分担について
話し合う必要がありますね。
まとめ
共働き夫婦のお金の管理方法として
X軸とY軸があります。
X軸は
お小遣いor生活費折半
Y軸は
夫が管理⇄夫婦で管理⇄妻が管理
X軸のお小遣い制は
好きなことに使えるお金が限られる一方、
生活費や貯金額は確保されるというメリットがあります。
生活費折半制は
共働きとしては公平なのですが、
ルール決めなどが大変なのは間違いありません。
Y軸に関しては
管理が夫または妻に傾くと
家計管理負担がアンバランスで
どちらかから必ず不満が出ます。
夫婦で管理は
透明性が高いですが、
帳簿作成や共有、
ルール作成などが非常に面倒です。
ということで、
僕の結論としましては
ルール決めなど
最初の労力はめちゃめちゃかかるけれど
夫婦折半で
かつ夫婦でお金の管理を行うこと
がベストである
と言い切っちゃいます。
ただ得意不得意はあるでしょうから
得意分野をある程度得意な方に任せるのは良いと思います。
しかし丸投げして全く把握していないのはナンセンス。
共働き夫婦であれば
家計管理も一緒に行うのが
夫婦円満につながります。
お金のことも
夫婦のコミュニケーションの一環として
いろいろ話し合ってみてください。
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