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執筆者の写真コウスケ

もし妻に「自宅で産みたい」と言われたら?夫が自宅出産でできることとは?




出産のイメージは?と聞かれると、

多くの人が病院をイメージするのでは

ないでしょうか?

自分だって病院で生まれたし、

病院以外の場所なんて

いつの時代の話?

と思われるかもしれません。


大丈夫、僕もそう思ってました。

子どもは病院で産む

これが常識だと思っていました。

でもそうではない世界もあると知ったのは、

妻に「自宅で産みたい」と言われた

ことがきっかけでした。


病院へ行けば

先生や看護師が全て対応してくれます。

でも、自宅でってどうする?どうすんの!?




自宅出産は助産師さん



漫画やドラマで

「お湯!お湯とタオル持ってこい!」

みたいなシーン見たことないでしょうか?

それこそが僕の自宅出産のイメージだったのです。


その指示を出すのが助産師さん。

昔だと産婆さんという言い方もありますね。


昔はどんな人が産婆さんだったのかわかりませんが、

現代においては看護師の資格を取得した後に

助産師の国家資格を取った方が助産師と名乗れます。

ちゃんと医療資格があるのですね。


最初こそ医療機関にて

妊娠の診断といくつかの検査を

受けなければいけないのですが、

その後は助産師さんが

自宅まで定期的に健診に来てくれます。



助産師さんは厳しくて気難しい?



我が家では

子どもを2人とも

同じ助産師さんに取り上げてもらいました。


しかし、この助産師さん

厳しくて怖いと評判の方だったので、

最初はどんな人なのだろうと

恐る恐る検診をしてもらっていました。


健診の際、

お茶とお茶うけにお菓子を出したら

「こんなもの!」と言って怒られるし、

シャンプーの匂いですら怒られました。


気難しい人なのかな?

と最初は思ったのですが、

じっくり話を聞いてみると

ちゃんと理由がありました。


自宅出産をするには条件があり、

その条件を外れると

病院に行かなければいけません


双子や逆子、早産や

予定日が大幅に遅れての出産など

が当てはまります。


つまり、助産師さんとしては

自宅で安定したお産をするためには

体調を整えて順調にお産を迎えることが必要であり、

そのため、

砂糖類はダメ!

過度な香料はダメ!

と厳しく指導してくれていたのでした


ちなみに、シャンプーなども

頭皮から香料などが体内に蓄積されるらしく、

出産時に羊水に臭いが溜まるのだとか。



出産前、夫ができること



さて、いよいよ本題です。

「自宅出産したい!」という女性は

ごくごく少数だと思いますが、

妻が何かの影響を受けて

突然言いださないとも限りません。

心構えだけでも

ぜひぜひしておくことをおすすめします。




あれこれ言わずに支える


自宅出産すると言うと

「大丈夫なの?」

「絶対病院がいい」

「心配」

などと実家や親戚などから

散々言われました。


冒頭でも述べましたが、

親ですら病院で出産していますからね、

気持ちはわからないでもないのですが、

産むのはあなたたちではないのです。


自宅出産したいと言ったら

夫に反対されたという友人もいました。

夫の立場からしても

心配なのはわかりますが、

産むのはあなた(夫)ではない


実際に出産に向き合うのは

妊婦である女性です。

本人が自宅で産みたい

と言っているのだから、

それを叶えるべく

環境を整えるのが夫の役割

というもの。


妊婦の不安を煽って

精神を不安定にさせて何の意味があるのか。


黙って準備。


これこそが出産前に夫ができる

最大のことであると僕は考えます。



添加物や化学調味料、アルコールを控える


お昼時間に何も考えずに事務所を出て、

「ランチどうしようかな」

なんて考えているとき、

カレーの匂いがただよってくると

今日のランチはカレーにしよう、

と思うことが多々あります。


また、ファスティング中に

マクドナルドの看板を見ると、

無性にハンバーガーが食べたくなりました。


匂いや視覚情報というのは非常に刺激的です。

安定したお産をするために、

アルコールはもちろんのこと

糖類やジャンクフードなどを

控えている妻の横で、

匂いをぷんぷんさせながら

バカスカ飲み食いしていたら、

そりゃデリカシー欠如というものです。


食うなとは言いませんが、

見えないところで食べる、

匂いやパッケージなど

ゴミも隠すくらいの気遣いは必要です。



適度な運動のサポート


妊婦って安静にしていなきゃいけない

イメージがあったのですが、

安定期以降はむしろ

適度に運動をしないといけないんですって。


ある助産院では

妊婦に薪割りを推奨しているのだとか。

いや、妊婦が薪割りって

そのビジュアルやばいでしょ。


運動って言っても

激しいのは切迫早産につながるのでNG。

「適度に」することが重要。


お世話になった助産師さんは

歩くのが一番いいと言っていました。

つまりお散歩ですね。


一人で散歩するのも寂しいものなので、

一緒に散歩すると喜ばれます。



いざ陣痛!夫ができること



いざ出産、

となると

男にはできないことが多すぎて

本当に力不足を感じます。


しかし、ここでめげては男が廃る!


やれることを見つけて行う

ストロングスタイル(?)を僕は貫きます。





助産師さんに連絡する


超重要ポイントはここ!


誰もいなければ妻が自分で電話などするのでしょうが、

一緒にいるタイミングであれば

積極的に「自分が!」と電話しましょう。


助産師さんに状況や様子はどうか

と聞かれるので答えられるようにしましょう。

伝達があまりにスムーズにいかないようなら

電話をかけた後に妻に替わるというのも手です。


病院ではありませんから、

助けてくれる人はいません。

助産師さんが来るまでは

夫である自分だけが頼りです。

着替えやタオルの用意など、

電話で助産師さんに指示をもらった通りに

準備を行いましょう。



さする、手を握る


助産師さんが来れば一安心、

ではあるものの、

ウロウロオロオロされていては

妻も助産師さんも気が散るというもの。

落ち着け!

と言われてしまいます。


いいですか、

陣痛が来た後に男ができることは3つしかありません


1、 助産師さんの言うことをきく

2、 腰の辺りをさする

3、 手を握る


以上。

もし上の子がいれば

妻が集中できるように

その子の面倒を見るというのもあるかもしれません。


本当にできることが少ない。

しかし!!

何もしないとか

隣でスマホいじっているとかしていたら、

一生妻に言われ続けますよ

いいですか、一生です。


出産時の記憶というのはなぜか濃いらしく、

うちの母も

「お父さんは何もしなかった」

と当時のことを恨めしそうに言い続けています。


もう一度言いますよ、

出産時の失態は一生言われ続けます

できることは少なくとも、

一生懸命に一緒に産むつもりで

隣に控えてください。



とにかく男は黙って見守る


我が家同様

自宅出産を経験したママ友などと話をすると、

肝が冷えることが多々あります。


「頑張って!」「頑張れ!」

という励ましの言葉NGです。


もうこれ以上ないくらいに頑張っているから

さらに頑張れと言われると

イラッとするのだとか。

・・・すみません。


「よし!」「いいぞ!」

などの掛け声や

一緒に呼吸法をやっているのはウザいし、

息が臭いという涙が出そうな意見までありました。

・・・えぇ、なんかすいません。


「あー」と言っても

「うー」と言っても

どんな言葉を吐いても

出産という大仕事中の女性にとっては

ただただ不快でしかないらしく、

言葉を出した時点で負けだと悟りました。


つい言葉が出てしまうから別室で、

という男は

その時点で試合放棄とみなす(妻談)そうです。


つまり、

男は余計な言葉を吐かずに黙って支えろ!

ということですね。



自宅出産でしか味わえない感動とは



何だかここまで大変な話ばかり

書いてしまったように思いますが、

そもそも出産って大変なことですからね。


男性が大変と思っている何倍もの大変さを

経て女性は出産をしているわけで


ただ、自宅出産でしか体験できない

素晴らしいこともあります。

それは出産のタイミングに立ち会えること。

病院の場合、

生まれた後に面会とするところも多いですから、

出てきたばかりの瞬間に立ち会えるというのは

本当に言葉にならないほどの感動です


今でも覚えていますが、

僕の最初の感想は

「人間が出てきた!!」

です。


いや、当たり前っちゃ当たり前なんですけど、

その当たり前のことがすごく不思議で

すごく神秘的で自然と涙が流れていました


薄暗い部屋の中だからこそ、

より神秘感が増したのかもしれません。


今でも妻には

「産んでくれてありがとう」

という思いでいます。




まとめ


もし妻に「自宅出産したい」と言われたら、

「わかった」と言って

できる限りのフォローをするしかありません

やめろと反対する理由がない。


他の動物や原始人の時代からそうであるように、

オスができることといえば

快適な巣を作るなど

メスが安心して出産ができる環境を

ととえることだけ。


男は物理的に「産む」ということができません。

女性に任せるしかないのです。


自宅出産がしたいと言われれば、

そうできるように支えましょう。

それが男としての務めです。



我が家では自宅出産の後にもイベントが待っておりました。。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

↓↓↓



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