ホームスクールという選択肢のメリットとデメリット
更新日:2023年3月22日
我が家は学校へ行かない選択をしているのですが、
もちろんメリットもデメリットもあります。
何事にもありますよね。
メリットとデメリット。
それを理解した上で検討するのが良いですね。
メリット・デメリットを検討する上で重要なのが、親にとってのメリット・デメリットと、子どもにとってのメリット・デメリットがあるということです。
というわけで、メリット・デメリットを子どもと大人、それぞれでまとめました。
ホームスクールという選択肢のメリット
子どもにとってのメリット① 自由である
机に縛られることなく、のびのびと毎日を過ごせるのがメリットです。
気が向いた時にやりたい勉強をして、遊びたいときに遊ぶ。
毎日が夏休みみたいな感じでしょうか。
子どもにとってのメリット② 給食がない
僕が子どもの頃は給食といえば楽しいものでしたが、今の子どもたちにとっては必ずしもそうではないようです。
年々メニューが貧相になっていたり、アレルギー持ちの子だって増えている。 ぶっちゃけ、田舎にも家がある我が家にとってみたら、家で食うごはんの方が何倍も贅沢だし美味しいのです。
大人にとってのメリット① 朝怒鳴らなくて済む
「はやくしなさい!」 「まにあわないよ!」 登校の時間に追われることがないため、朝子どもに怒鳴らなくて済みます。
子どもに怒鳴りたいなんて思っている親は少数でしょう。
怒鳴らないというだけで平穏な朝の時間を過ごせます。
大人にとってのメリット② 平日旅行に行ける
学校の休みを気にしなくて良いので、安くて空いている平日に家族旅行を計画することが可能です。
子どもが一緒に旅行など行ってくれるのは小学生のうちだという話もあるので、貴重な家族の時間を確保できます。
ホームスクールという選択肢のデメリット
子どもにとってのデメリット① つまらない
子どもにとっての最もつらいことは「つまらない」と感じるタイミングが生じることです。
学校は次々とやることを提供してくれますが、自宅にいたら自分で見つけなくてはいけません。
我が家でも「パパ、つまんないんだけど」とよく言われます。
知ったことか!自分で楽しいことを見つけなさい。
子どもにとってのデメリット② 友達と自由に遊べない
同世代の子どもたちの多くは小学校に行っているので、遊ぼうと思うと週末か放課後に限定されてしまいます。
自分のタイミングで一緒に遊べないのはデメリットですね。
大人にとってのデメリット① 自由な時間が制限される
専業で家事などをやっている場合、子どもが家にいるというだけで仕事が増えます。
自分で自由にできる時間が減るのです。 外で働いているから自分は関係ないや、と思っている人はもっと大変な立場であるということを自覚してください。
もし、シングルもしくは共働きなのに子どもが学校に行かない選択肢を取った場合はどうでしょうか?
家に1人で置いておくわけにも行きません。
リモートワークにするか、どちらか仕事辞めるか、学校じゃない居場所を見つけるか、いずれにしても自分の自由を制限されます。
大人にとってのデメリット② 世間と闘う
「学校へ行っていない」という事実に対して、実は社会はそこまで寛容ではないなと感じます。
口には出さずとも、奇異の目で見てくる人は沢山いますし、何より身内の干渉がつらい。
ジジババは、学校に行くのが当たり前という価値観なので「大丈夫なの?」と事あるごとに尋ねてきます。
その説明するだけで一苦労です。
大人にとってのデメリット③ 学校との調整
学校の教員は基本的にジジババ同様「学校は行くのが当たり前」という価値観を持っています。
それを相手にして行かない理由を説明し、行かなくてもなんとかしてもらうための措置を講じてもらう交渉を行います。
結構ストレスです。
夫婦でフォローし合う必要があります。
大人にとってのデメリット④ 不安と闘う
「うちの子学校に行かなくて本当に大丈夫かな」という不安に度々襲われます。
「つまんない」とか言われるたびに「お前が行きたくないって言ってるんだろうが」と子どもに言ってやりたくなりますが、不安を子どもにぶつけてしまうのは愚の骨頂。
その衝動を抑えることがとにかく大変です。
ブレない信念を夫婦や仲間で
ここまでメリットとデメリットを出してきましたが、小学校へ行かない選択というのは、正直大人にとってのデメリットが半端じゃないわけです。
それでも子どもの気持ちを尊重したり、子どもの好きを伸ばしてあげたいと思うと、デメリットを飲み込んででもチャレンジすることが求められます。
小学校時代って、人生に一度しかない貴重な時間です。
そして、子どもの自我が整うための期間でもあります。
我が家では、色々と考えた結果、小学校へ行かない方が子どものために良いという方針になったのでそうしています。
明確な方針として持っているからこそ、周囲の目や声にもブレずに済んでいます。
不安は、夫婦、もしくは同じ思いの仲間がいると乗り切れることも多いので、子どもが小学校行かなくて不安だ、という場合は周囲に理解者を見つけると良いでしょう。
自分たちの子どもと、そして行かない決断をした自分たち自身を信じること。
これがとても大事です。
ホームスクールで勉強への不安を感じる方は
こちら (子どもが小学校へ行かなくても勉強の心配はしていない理由)
の記事をご参照ください。
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