子どもと一緒に釣りをしよう!初心者パパが安全に遊ぶために最低限揃えたい道具と必要な知識
更新日:2023年3月22日
休みの日に子どもと何かアクティビティを楽しみたい。そんな時の選択肢として人気が高いのがフィッシングです。大人も子どもも楽しいし、健康的だし、釣れたら食べれて美味しいし、一挙両得どころが三得くらいできちゃいます。
そんな釣りですが、道具を揃えたり釣り方を覚えたり、正直初心者にはハードルが高い趣味と思われています。釣りをもっと気軽に楽しみたい、とにかく子どもと一緒に釣りをやってみたいという方、ぜひ続きをご覧ください。
■子どもとやるなら何釣りがおすすめ?■
海釣り川釣り湖釣り、釣りと一言にいっても色々な種類があります。釣る場所、狙う魚によって揃える道具は全く変わります。子どもと一緒に釣りに行くのであれば、おすすめしたいのは
海釣りのサビキ釣りです。
その理由は5つあります。
理由の1つ目。餌をつける必要がないから。餌釣りの場合、イソメが気持ち悪いと嫌がる子は多いです。大人でも苦手な人多いですよね。サビキは小さな針の周りに毛や皮をつけた擬似餌なのでまず気持ち悪さがありません。これだけでハードルがものすごく下がります。
理由2。釣りが難しくないから。ルアーなどの投げ釣りは遠くに飛ばすことが必要です。飛ばすのが子どもにはまだ難しかったりします。変なところに投げて人に当たってしまうのも困りますしね。サビキは垂らすだけ。超簡単です。
理由3。子どもでも簡単に釣れるから。サビキ釣りは撒き餌を使って足元に魚の群れを集めて釣る手法です。仕掛けを垂らしていれば食いついてくれます。またサビキで狙う魚は比較的小さいので子どもでも苦労なく釣り上げることができます。
理由4。海の魚は美味しいから。主にサビキで狙う魚はイワシ、サバ、アジなど食卓でもお馴染みのお魚です。基本食べて美味しいお魚たち。川魚や湖の魚は泥臭くて苦手という方も海のサビキで釣れるような魚は一度は食べたことがあるはず。
理由5。比較的安全だから。自然相手に絶対ということはありませんが、渓流釣りや磯釣りは釣りをする場所に行くまでに険しい道のりを超えていく必要があったり、そもそも足場が不安定だったりします。また、人気も少ない場所が多いことも特徴の1つです。サビキ釣りは港の舗装された場所で行うため、子どもでも行きやすい場所にあります。やっぱり子どもと一緒なら安全第一ですよね。
■これだけ用意すれば大丈夫、おすすめ釣り道具■
サビキ釣りにあたって、必要な釣具をご紹介します。
釣りセット
竿とリールのセットです。仕掛けもセットになっているものもあります。サビキ釣りの場合、手前に垂らすので長さはそれほど必要ありません。2.4mもあれば十分。少し長い方が堤防の際ではなく奥から釣りを楽しめるので、心配であれば3.6m程度の竿でも良いかもしれません。リールは小さいもので十分です。糸の太さとか巻いてあるメートル数とか細かいことは気にしなくて大丈夫。初心者用セットになっているものを購入すればそれで大丈夫。
サビキ仕掛け
狙う魚によって針の大きさは変わります。大体はパッケージに狙える魚が書いてありますが、針が小さくても40cm以上の魚が食いつくこともありますし、針が大きくても小さな魚が釣れることはあります。イワシや小サバを狙うなら5〜6号の針で十分でしょう。仕掛けは魚が暴れたりして絡んでしまうことがありますので、必ず予備を2〜3セット持っていくことをおすすめします。
オモリ
仕掛けの先端につけるオモリは必要です。3〜5gの小さなナス型のもので十分。5個入って150円程度とお安いです。
ナスフック
リールの先端にこれをつけておくと、仕掛けの取り外しがとても楽なので買っておくことをお勧めします。これも大きさなどたくさん種類がありますが、サビキ釣りなら小さくて安いもので十分です。
撒き餌
サビキ釣りのキモは魚を集めること。そのために撒き餌と呼ばれる練り餌を使います。もしくはサビキ仕掛けの上下にカゴを取り付けてその中にオキアミなどの餌を詰める方法もあります。これも狙う魚によって種類がいくつかありますが、パッケージに書かれている魚にしか効かないというわけではなく、意外と汎用性があるのでご安心を。餌の魚臭さが苦手という方には手を汚さずに使える餌もあります。
バケツ
釣った魚を入れるためのバケツです。普通のお掃除用のバケツでも別に良いのですが、長い紐がついているタイプのバケツを買っておくことをおすすめします。堤防は意外と高さがあり、普通に水を汲むのは困難です。そんな時、紐付きのバケツがあれば簡単に海水を汲み上げることができます。海水があれば釣り上げた魚もしばらく生かしておくことができるほか、手を洗ったりするのにも使えます。海で真水は貴重ですからね。
■あったらいいけど意外となくても大丈夫な釣り道具■
最低限、上記紹介した道具があれば釣りは楽しめます。あったらいいけどなくても大丈夫な釣り道具を紹介します。予算の範囲内で揃えてくださいね。
クーラーボックス
長時間かけて家に戻らなきゃいけないなんて時にはあったほうが便利ですが、別に釣った魚を大きなゴミ袋に入れて持ち帰ってもなんとかなります。よほど炎天下だったりすれば別ですが、そんな簡単に魚だって腐りません。どうしてもという場合は、クーラーボックスはなかなか根が張るので、発泡スチロールで代用も可能です。
チェア
「パパつかれたー」と子どもに必ず言われます。そんな時、座る椅子があったら便利ですね。キャンプ用品があればそれで十分代用可能。クーラーボックスがあればそれで座れますし、レジャーシートでも大丈夫です。ただ、風に飛ばされないように気をつけてください。
トング
魚を掴むためのトングです。イワシやサバなどの青魚はよくはねます。そのため、針を外すのが大変だったりするのです。それに魚を触るのが苦手だという方もあった方がいいかも。他の用途には使えませんが200〜300円くらいで買えるので、追加してもいいかもしれません。
■安全第一、ライフジャケットはどれを選ぶ?■
釣りに行く時に欠かしてはいけないアイテムがライフジャケット。子どもにも必ず装着させましょう。ライフジャケットも腰だけ、ベストタイプなど色々なタイプがあるのですが、おすすめは首回りのタイプです。実験動画があるのでご覧ください。
この動画にもあるように、安全なのは首回りが浮くタイプです。命はお金では買えませんから、出費を惜しむ部分ではありませんね。
■かっこいいお父さんになるための釣り基礎講座■
釣りに行って、実際に魚が釣れるかどうかは時の運。ベテランの釣り人だって何も釣れない日はあります。しかし、ちょっとした知識があるだけで釣れる確率を高めることができます。釣れると楽しいですし、何より子どもにいいところ見せられますからね。
釣れる魚の時期を知ろう
一年中同じ場所で同じ魚がいるわけではありません。特に群れを作るイワシやアジなどの回遊魚は季節によって釣れる種類が変わります。イワシは関東では5〜6月、北海道では7〜8月に釣れるようになります。地元では今何が釣れているのか調べてから出発しましょう。
釣れる時間帯を知ろう
魚にも人間と同じように食事時があります。魚の種類によって多少変化しますが、よく釣れるのは一般的に朝まづめと夕まづめと言われています。つまり、日の出前後と日没前後です。この時間帯は魚の食欲が活性化して食いつきやすくなるのです。
釣りのマナーを知ろう
かっこいいパパはマナーもしっかり。まずはゴミは持ち帰ること。ポイ捨てはカッコ悪い。そして、先に釣りのポイントに入っている方には一言「ここいいですか?」と声をかけてから入るとトラブルになりづらいです。お隣だと糸が絡んでしまうトラブルがあるので要注意。また、「釣れてますか?」「初心者なのでよろしくお願いします」などと伝えておくと、世話焼きのおじさんは親切に色々と教えてくれますよ。
捌き方を知ろう
釣った魚を持って帰るだけでは物足りない!釣ったら捌いてみましょう。ヒラメの5枚おろしや鮭など大型魚の3枚下ろしなどと比べれば、小型の魚の捌き方は頭を落として内臓を取るだけなので非常に簡単です。詳しい捌き方を確認したい方はYouTubeがおすすめ。手順を丁寧にガイドしてくれます。僕もヒラメの5枚おろしやアンコウの吊るし切りをした際には参考にさせてもらいました。初めてでもそれなりにやれます。
★まとめ
子どもと一緒に釣りをするなら
海でサビキ釣り
がおすすめです。
道具は一式揃えても5000円もかかりません。安ければ3000円でお釣りが来ます。ただし、安全のためにライフジャケットはお忘れなく。
そして、釣るためのポイントをしっかり押さえておけばボウズは免れるはずです。さあ、子どもと一緒に釣りに出掛けて楽しい時間を過ごしましょう!
Comments